● 私の傘 回文

大抵の物を選ぶ時は、ずうっと愛用する気持ちでじっくり探しますが、
傘については、うっかり忘れたりが恐くて、なかなかイイ物を持つ勇気がなかった。
でもやっぱりイイの欲しいなぁと、黒に絞って探し始めた頃、
銀座のデパートで、いい感じのをみつけました!天然木を生かした持ち手の、
自然な質感とゴッツくも華奢過ぎもしない形状、これをのがすともう出会えないナと、
半額セールとはいえ定価が1万円の物、私にしては思い切った買物でした。
数日後、ウキウキと初めてさして仕事の打ち合わせに行き、一番町の駅に戻る道、
小さなリサイクルショップを見つけて入り、数分で出た、、、アレ!??傘は!?
ウソ~~~!、、アタフタとそこいらじゅう走り回ったけど、みつからず、、
店に戻って、もし見つかったらここへと連絡先を置いて来たけれど、
持って行った人が返しに来るはずもなく、待てども連絡はありませんでした。
落ち込みました。 なまじお気に入りだから イイ物だから落ち込むのだ。 もうヤメ!
お気に入りの傘を探して買うのも それをなくして捜すのも、もうヤーメーー!!
あれから十数年。一回お魚の持ち手のを買った以外、透明ビニール一辺倒。
あの悲しい思いをするよりはと、透明ビニール傘でいい を続ける内、
とうとう透明ビニール傘が好き!! までに。笑

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